ドローンパートナーのコラム担当小林です。
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ドローンの初フライトまでの流れってどんな感じ?
色々、申請したり許可取ったり気軽に飛ばせない。
わかりやすくまとめてもらえないかな?
今回は、ドローン初心者のための初フライトで注意すべきポイントをまとめました。この流れにそって進めれば、ドローンの初フライトは完璧です!
近年、ドローンが興味深いテクノロジーとして急速に注目を集めています。
その手軽な操作性と多様な用途から、初心者から上級者まで幅広い人々がドローンの世界に足を踏み入れています。
しかし、安全かつ円滑な飛行を実現するためには、初飛行前にいくつかの重要なステップを踏むことが欠かせません。
本記事では、ドローン初心者でも理解しやすいよう、初飛行までに必要な手順とその重要性について詳しく説明します。
これらのステップを丁寧に実行することで、安全で楽しいドローン体験を実現するための基盤を築くことができるでしょう。
初めてのドローン飛行を成功させるための手引きとして、以下で具体的なステップについて解説していきます。
飛行禁止区域の確認
最初に行うべきことは、飛行が制限されている場所を確認することです。これには空港周辺や公共の場所などが含まれます。航空法や地方の条例に基づいて、どこで飛行が許可されているかを確認しましょう。
飛行禁止空域
以下の図で示す、「空港等の周辺」、「緊急用務空域」、「150m以上の上空」、「人口集中地区」のように、航空機の航行の安全に影響を及ぼすおそれのある空域や、落下した場合に地上の人などに危害を及ぼすおそれが高い空域において、無人航空機を飛行させる場合には、あらかじめ、国土交通大臣(申請先は飛行エリアを管轄する地方航空局・空港事務所)の許可を受ける必要があります。
国土交通省公式ホームページ
- 空港等の周辺の空域、緊急用務空域、150m以上の上空
☞ 航空機の航行の安全に影響を及ぼすおそれのある空域(法132条の85第1項第1号)- 人口集中地区の上空
☞ 人または家屋の密集している地域の上空(法132条の85第1項第2号)- ※空港等の周辺、150m以上の上空、人口集中地区の上空の飛行許可があっても、緊急用務空域を飛行させることはできません。無人航空機を飛行する前には、飛行させる空域が緊急用務空域に設定されていないことを確認してください。
ドローン飛ばせない場所
・空港等の周辺の空域
・緊急用務空域
・地表又は水面から150m以上の高さの空域
・人口集中地区の上空
ドローンを飛ばせる場所
・上空150m未満の空域
・空港・空港周辺の上空以外
・田舎など人口集中地区に該当しないエリア
・国の重要施設および、その周囲約300m以外
・国の重要文化財の周辺以外
・自治体が管理する公園以外
・他人の私有地以外の場所
無人航空機の飛行の方法
飛行させる場所に関わらず、無人航空機を飛行させる場合には、以下を遵守する必要があります。
国土交通省公式ホームページ
- アルコール又は薬物等の影響下で飛行させないこと
- 飛行前確認を行うこと
- 航空機又は他の無人航空機との衝突を予防するよう飛行させること
- 他人に迷惑を及ぼすような方法で飛行させないこと
安全第一で飛行させることが重要です!
承認が必要となる飛行の方法
無人航空機を飛行させる者は、技能証明を受けた者が機体認証を受けた無人航空機を飛行させる場合(立入管理措置を講ずることなく無人航空機を飛行させるときは、一等無人航空機操縦士の技能証明を受けた者が第一種機体認証を受けた無人航空機を飛行させる場合に限る。)を除き、次に掲げる方法で無人航空機を飛行させようとする場合には、あらかじめ地方航空局長の承認を受ける必要があります。
なお、夜間での飛行、目視外での飛行、人又は物件と距離を確保できない飛行であって、飛行させる無人航空機の最大離陸重量が25kg未満の場合については、立入管理措置を講じた上で、無人航空機操縦士の技能証明を受けた者が機体認証を受けた無人航空機を飛行させる場合、飛行マニュアルの作成等無人航空機の飛行の安全を確保するために必要な措置を講じることにより、許可・承認を不要とすることができます
国土交通省公式ホームページ
※詳細は無人航空機の飛行許可・承認手続ページをご参照ください。
・夜間の飛行
・見えない場所での飛行
・人や物の距離を確保できない飛行
・イベントなどの上空
・危険物の輸送
・物件投下
ドローン初心者は絶対にやらない方がいい、飛行をまとめました!
安全に配慮するために、上記の飛行はしないようにしましょう!
許可申請の手続き
飛行禁止区域でない場所で飛行するためには、必要な許可申請手続きがあります。関連する自治体や航空関連の機関に申請を行い、許可を得るためのプロセスを進めます。
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飛行場所の確認
飛行が許可されている場所を見つけたら、実際にその場所を訪れて確認しましょう。現地の地形や周囲の環境を把握することは、後の飛行計画に役立ちます。
・上空150m未満の空域
・空港・空港周辺の上空以外
・田舎など人口集中地区に該当しないエリア
・国の重要施設および、その周囲約300m以外
・国の重要文化財の周辺以外
・自治体が管理する公園以外
・他人の私有地以外の場所
許可取り(所有者オーナー、警察)
もしプライベートな土地で飛行する場合は、土地のオーナーや地元の警察に許可を取ることも必要です。周囲の人々に配慮し、トラブルを避けるためにも大切なステップです。
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飛行計画書の作成
飛行計画書は、飛行前の手順や安全対策をまとめたものです。飛行予定日時、場所、飛行ルートなどを詳細に記入しましょう。
参考資料:国土交通省北海道開発局
飛行計画の通報
無人航空機を飛行させる前にあらかじめ、他の無人航空機の飛行計画や飛行禁止空域等の確認を行うとともに、自らの飛行計画を通報する必要があります。
参考資料:国土交通省
安全運用にリンク(機体のチェック)
飛行前に、ドローン本体やバッテリー、プロポなどの機体チェックを行います。損傷や異常がないかを確認し、安全な飛行ができる状態かどうかを確認します。
機体チェックリスト
飛行する現場で機体と送信機、専用アプリなどを接続し、飛行する前までに行いましょう。
■ 風の強さが飛行に支障がない程度か確認。【風の強さが5m/s以上の場合は状況を見て飛行を中止】
■プロペラ、モーターを含む、機体外部に損傷やゆがみなどの変形がないか確認。
■ 機体/送信機/使用するモバイル端末の充電は十分か確認。
■ 収録するmicroSDカードなどのメディアが入っているか確認。
■録画ボタン (シャッター)で録画開始/停止ができるか確認。
■プロペラが正しい位置に取り付けられているか確認。
■フライトモードの確認。
■フェールセーフRTH時の動作設定を確認。
■RTHのゴーホーム時の高度設定を確認。
■緊急停止の方法をあらためて確認。
■高度制限の設定を確認。
■距離制限の設定を確認(必要な場合)。
■各種信号および電波の干渉を確認(GPS、コンパス)。
■コンパスキャリブレーションの実施(必要な場合)。
■障害物検知機能のオン/オフを確認。
■送信機のスティックモードを確認。
■バッテリーの温度およびエラーを確認。
■モーターが正常に始動するか確認。
■モーターに異物混入や異音などがないか確認。
ドローンを安全に飛行させるためには毎日の点検が不可欠です!
下記の記事でドローンの安全点検ができているか確認してみましょう。
フォームウェアーアップデート
Wi-Fiの接続は画面を上から下にスワイプするとWi-Fi接続の画面が出てきます。
Wi-Fiのボタンを長押しすると、Wi-Fi接続できます。
飛行場所の確認(下見)
飛行予定地に再度足を運び、実際の状況を再確認します。障害物や人々との距離を考慮して、安全な飛行ルートを検討します。
安全確保が重要です!
しっかりと現地で確認しましょう!
特に電柱や電波、意外な障害物など目視で確認することが重要です!
飛行計画書の加筆修正
下見の結果を反映して、飛行計画書に必要な修正を加えましょう。細かな変更でも安全性を高めるために重要です。
飛行前チェックリストの確認
飛行前の最終チェックとして、飛行前チェックリストを確認します。バッテリーの充電状態や設定、周囲の安全確認など、確認すべき項目を一つずつ確認します。
当日の持ち物の確認
飛行当日に持参するもの(予備のバッテリーや工具など)をリストアップし、必要なものを忘れずに準備します。
ドローン安全飛行に必要なアイテムまとめ
飛行当日やることリスト
実際の飛行当日に行うべきことをリストアップします。
1.機体チェック:ドローン本体、バッテリー、プロポなどの機体を最終確認します。異常がないかを注意深くチェックしましょう。
2,飛行計画書の内容確認:事前に作成した飛行計画書の内容を再度確認して、漏れがないかを確認します。
3.安全区域の確認:周囲に人や障害物がないことを確認し、安全な飛行エリアであることを確認します。
4.離発着場所の確認:ドローンの離発着に適した場所を選定し、安定した離陸と着陸ができるかを確認します。
5.トラブルの際の対処法確認:もしトラブルが発生した場合に備えて、緊急時の対処法を再確認します。
6.飛行日誌の作成:飛行中に起きた出来事や問題点、気象条件などを記録するための飛行日誌を作成します。
以上
ドローンパイロットが初フライトを安全に行うための手順をご紹介しました。
ぜひ参考にしてみてください。